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民主党への提言

生活研ブックス No.27

世界金融恐慌と現代資本主義

 

目次

まえがき

新自由主義の破綻としての金融危機/間宮陽介

・新自由主義への三つの疑問
・自由に関心を寄せない新自由主義者
・旧い資本主義の自由
・変貌した資本主義モデル
・貨幣による貨幣の生産
・「旧体制」から「新体制」へ
・ グリーンスパンの弁明
・グリーンスパンとは?
・サブプライムローン問題
・金融危機の構図
・金融の規制緩和が弊害を生む
・さまざまな金融派生商品
・新自由主義の経済的帰結
・極小国家は極大国家へ向かう

金融機関救済資金が生むハイパーインフレーション/本山美彦

・はじめに
・心肺機能が停止した米国金融市場
・金融危機の諸段階
・「緊急経済安定化法」(EESA)が生むハイパーインフレーション

世界経済の変動と日本経済/小峰隆夫

―新たなスタグフレーションへの対応―

・2002年以降の景気拡大 実感なき景気上昇
・2007年年末以降後退に転じた景気
・交易条件の悪化が経済に及ぼす影響
・実感されるスタグフレーション
・求められる経済対策

金融危機と覇権の構造/竹田茂夫

・金融危機の進行
・危機の原因―証券化の罠
・覇権の構造
・改革開放の意味

ゆらぐ国際金融と米欧経済/田中素香

・国際金融を支配するアメリカ金融資本
・世界不均衡(グローバル・インバランス)の拡大
・サブプライム問題の爆発
・欧州経済のゆくえ

サブプライム問題が問いかけるもの/伊豆久

・はじめに
・サブプライム問題の特徴
・証券化市場における金融機関の損失
・証券化の〈功罪〉
・格付けをどう見るか
・ドルの没落が始まったのか?

マルクス経済学と恐慌/福留久大

―素人書斎派の苦楽の記―

・マルクス経済学の功徳
・クライシスとパニック
・恐慌をめぐる二つの見地
・人間的なものの根源性
・現代資本主義の恐慌論
・米国住宅バブルの崩壊
・社会的なものの根源性

トービン税とグローバル経済/金子文夫

・はじめに
・トービン税の起源
・グローバル化とトービン税の再発見
・ミレニアム開発目標とトービン税
・グローバル・タックスの可能性

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